シンエヴァ 感想2


パリ旧市街での復旧
・これまでのエヴァンゲリオンが終わって画面暗くなってからマリの鼻歌だけが小さく響いて、それがどんどん近づいてくる(大きくなる)演出がよすぎる
・マリの戦闘は安心して観てられる 不安を感じにくい マリの覚悟と余裕のおかげだな
・リツコさんとマヤの14年間の圧倒的成長を見せつけられた

第3村
・シンジは失語症になったと解釈してる人が多いが、失語症というよりはアスカの言う通り「生きたくもないけど死にたくもない」状態になってすべての意思を失っているんだと思う
・トウジ、ケンスケ、委員長のシンジ・黒波を受け入れる懐がすごい
14年間厳しい生活を強いられているとちょっとやそっとじゃ動じないね
・委員長の父親の言うことは正論だけど、シンジはみんなをめちゃくちゃにした存在で、喜んで貴重な飯など食えるはずもない
・黒波が人や犬や猫や赤ちゃんと心を通わせていくシーン 涙
・アスカ正論ドストレートパンチかましすぎ
でもシンジのことちゃんと見張って、戻ったシンジには「じゃあケンケンの役に立って」って感情より生活の話をするアスカ 大人になったね
・ケンスケの人との距離感、絶妙すぎる
・放っておいてほしいのに!なんで皆んなそんなにやさしいんだよ!の台詞に毎回号泣
でもシンジが人のやさしさを理解できるようになったというよりは、本当に周りがシンジに優しくなったなぁって それがうれしい
・その後の黒波の すきだから 碇くんがすきだから でさらに号泣
・委員長の「変わらない毎日でいいの」、トウジの「落とし前をつける」、ケンスケの「父親と話せ」→アスカ「碇ゲンドウは荷が重すぎ」など一作品に一個の感動台詞レベルの良台詞のオンパレード
加持リョウジ出てきた瞬間最初は頭ショートしたけど14歳でもうあんなに働いてるんだね 当たり前だけど 知り合いじゃない人に初めて会ったわりには臆さない
・黒波が消えるまでの黒波の手紙、台詞、すべてが良い 号泣 好きなひとと、ずっと一緒にいたかった ね
・また目の前で心を通わせた人を失ったシンジがそれを受け止めてヴンダーに乗る決意をできたという圧倒的強さ
・村で学べること→生きることのすべて


ヴンダーに戻って
ミサトさん 14年前 シンジに重荷を背負わせてから自分の心を封印してしまったんだね
・それでも、すいかの種を前に思いに耽るミサトさんに涙
・リツコさんのミサト理解度・愛情 凄まじい
・シンジくんが戻ってきてくれて嬉しいんでしょ、…………… ミサトさん かわいい プラグスーツ大事に取っといてたしね
エヴァの呪縛でも髪は伸びるなら 爪は?シンジの髪は?
・ミドリちゃんはヴンダーの隊員のわりには1人だけ一般人の感覚をずっと忘れないでいる人なんだなって印象
・他の隊員も家族を失ったりしてるだろうに、ちゃんとシンジとミサトさんが1番苦しんでるって理解してるのが感涙
・アスカのシンジへの告白 シンジの答え
2人とも大人になったんだね
・自分のことは責任取りたくなくて選んでもらえなかったのに、レイのことはなりふり構わず助けるのは流石にきつすぎたろうな
・青いバンダナ 涙出る 加持さんの形見
ミサトさんの台詞ぜんぶ感動したから甲乙つけがたいけど、1番強い感情を感じたのは「本当はあのとき加持と一緒に残りたかった」だな
・すべてを受け止めつつミサトさんを導いてくれる賢く強いリツコさん



ヤマト作戦
・象徴的な会話すぎて意味不明になる
・でもやっぱり戦闘シーンかっこいい
・ここで気づいたけど、アスカの喋り方というか声の出し方?ちょっと大人っぽくなった 昔のミサトさんに近くなったというか
・当のミサトさんの声は硬く高らかで艦長らしい
・いちいち観客と同じツッコミ入れてくれるミドリちゃん草 かわいい
・アスカがシトの力を解放するシーンはアスカが苦しそうで悲しい もうがんばらなくていいよアスカ………
・でもやっぱりマリがいると絶望しなくて済む
・躊躇なく発砲するリツコさんに最初度肝抜かれた 変わったねえ 情に流されて男に屈する女じゃなくてゲンドウなんて願い下げの強い人になった
・人を捨てたゲンドウ キモくて草
ネブカドネザルの鍵って結局なんなん
・冬月副司令 普通にめちゃくちゃ老人なのに強すぎて玄人老人感すごい でも冬月がここまでゲンドウに尽くすのってなんでなん?最愛の人の旦那なのに………冬月の気持ちが1番わからんかも
・葛城父、人類補完計画を遂行しようとしてたとして、ゲンドウに陥れられて逃げ損ねたの?それとも最初からそこで死ぬつもりで?ミサトさんのことはやっぱり愛していたから逃したんだろうけど


シンジ、出発
・シンジの覚悟を決めた目 かっこいいよ
・あれだけトラウマがあったDSSチョーカーを自らつける強さ
あとチョーカーつけるときちょっとジグザグの部分逸れてからくっつくところがリアルすぎて好き USB挿すの失敗するのと同じカテゴリ
・結局、シンジがエヴァに乗らなきゃもう希望はゼロの状態でなぜミドリやサクラは止めようとするのかわからない
シンジがエヴァに乗れば全滅の可能性が大だけど、助かる可能性もある でもシンジがエヴァに乗らなきゃ助かる可能性はゼロ ゲンドウの成し遂げることを黙って見てるだけになる そんな状況でシンジを止めて何になるの? 気持ちの問題というより、シンジを乗せたらなんかやばいっていうぼやっとした危機感だけ記憶してる感じ
・ミドリはまだわかるけどサクラお前どうしたんだよ 一般人の矛盾した気持ちを表現したいのはわかるんだけどなんか苦手
ミサトさんが庇うのはそりゃーーそうだよな………という感じ
ミサトさんとシンジの「いってらっしゃい」「いってきます」に号泣
ミサトさんも本当に子どもを産んで40代になってようやくちゃんと母親になれたんだなぁ 最初からミサトさんはシンジの家族でシンジと向き合ってた大人はミサトさんだけだったけど まだ旧劇のころは未成熟すぎた 母親になるには若すぎた やっと2人が笑って通じ合えたときはもう終わりのときなんだね


碇親子の対決
・初号機の中のレイ、ずーーっと、シンジがエヴァに乗らなくて済むようにそこで待っていたんだね シンジを想って 涙
・ちゃんとレイに護られるんじゃなくて、シンジが決着をつける
・量子テレポートを繰り返すゲンドウ、やっとユイに会えるからうきうきで草
・イマジネーションの中で戦う初号機と13号機、 作画安っぽくなったなーと思ったらセットの中だったり 絵に詳しくない私でもすぐわかる作画の違い凄すぎる
・今までのいろんなセットで闘うの何気に胸熱シーンでは?
エヴァイマジナリーのマネキンっぽいの、妙につやつやでキラキラだったのはわざとだと思うんだけどなんでだろう?正直ギャグだった
・「イスカリオテのマリ」裏切り者の聖母
この言葉からもやっぱりマリはシンジの聖母なんだよなーーになるよ
・冬月、いつも最期1人きりで悲しい
ゲンドウにはユイがいるしシンジもいるのに
・槍を届けるときだけ最期だから艦長としてじゃなくてミサトとして素でいられるミサトさん リョウジJrはきっと2人を恨まないと思う ミサトさん 生きてリョウジJrに会ってほしかった
・リツコさんが託されたから絶対に大丈夫ってわかってるけどね
・ヴンダー操縦士の女の子できる子で好き ミサトさんのものに戻ろうとしたり、信念があるんだろうなって伝わる
・シンジが父さんの話がしたい、と言えるようになったの、本当に強くなったなあ
・ゲンドウの昔話、観客みんな「うん、知ってた」案件ではあったけども改めて語られると苦しいものがあるね
・いつもの夕方の電車の描写 すごく好きだ
精神世界の描き方として完璧だと思う
・幼いシンジに「その弱さを認めないからだと思うよ」とかいう正論パンチをうけるゲンドウ(私)
・普通に回想に登場するマリ マリは結局漫画版と同じ感じでいいのかな?
・幼いシンジを置いてホームを去ろうとするとき、ちゃんと戻って抱きしめてあげててよかった シンジも報われてよかった
・家族同然のミサトさんの死と想いを受け入れるシンジ 大人になったな シンジ (お前に言われたくない)
・ユイに会えないの残念がってたけど、シンジの中にあるユイを見つけられてよかった ちゃんと向き合ってユイが残したたからものに


みんなとのさよなら
・式波タイプのさみしさ オリジナルの苦しみに比べたら純粋な ただ純粋なさみしさ そばにいてくれるのは人形だけだったのに 最後にその人形がケンスケだったってことは アスカにとって居場所はそこなんだね アスカはアスカ エヴァから解放されてほしい
・旧劇と同じように浜辺で、でも青く元に戻った浜辺でオリジナルの歳が戻ったアスカといられたこと それで好きだったとシンジが言ってくれたこと すべての救いだね
・カヲルも苦しかったんだなーって初めて思い至った 当たり前か シンジのこと助けようとして自己犠牲してばかりなのはループできるから自分はどうだっていいっていう投げやりな気持ちも少しはあったのかな
・加持とカヲルのシーンあれ何?意味わからんかった カヲル司令ってなに、、、
・レイとシンジのシーンはNHKスペシャルで出てた撮影の場所だよね
・レイが抱っこしてたのってツバメの人形?最後に握手もしてた?し、アヤナミシリーズはみんな魂の部分は繋がっていたんだな
・シンジが最後、救世主/創造主として最期を迎えようとしたとき、ユイが代わってくれたの本当に感動したなあ
旧劇と違って初号機の中のユイの出番少なかった気がするし、エヴァも母親というよりは魂の器・肉体としての側面が強かったからユイが初号機に残ってるのがこうやって回収されるんだーて激しく納得した
・最後絵コンテになっていく演出ってどういう意図なんだろう エヴァっていう作品にシンジだけ取り残されていくっていうことなのかな
・迎えにきたマリが海にドボンしてメガネはずれたのは、ユイの思いを引き受け終わって解放されたってことかな


最後に
・シンジの声あからさまに神木くんで度肝抜かれちゃったな
・あと大人シンジふつうにかわいいねとか言えるやつになってて死んじゃった
・冊子にもあったけど描きかえられたエヴァがない世界でレイもカヲルもアスカもシンジもマリも楽しく生きてけてるって暗示だと受け取ってる
・マリが最後DSSチョーカー外してあげるシーンは、シンジが創造主から普通の男の子へ戻ることじゃないかなあー
・チョーカー外してることから 未来のリアルシーンではないと解釈